小林麻央さんの 乳がん 治療 から学ぶ。

免疫療法 の 効かない 原因 は アペリン受容体 にあり

免疫チェックポイント阻害薬は
これまでの
がん治療法の世界を
大きく変えました。

しかし
ガン全体で見れば
免疫チェックポイント阻害薬が効果を発揮するのは
おおよそ20-30%です。

抗PD1抗体や
抗PD-L1抗体また
これらの抗体医薬の併用も行われてきました。


現在、
様々な大手製薬会社は
免疫チェックポイント阻害剤と
これまでの抗癌剤との併用療法を
必死に行っています。


なぜ免疫チェックポイント阻害薬が
効く人と効かない人がいるのか?



その疑問に答えるために
実験を繰り返して
ついにたどり着いた答えの一つが
あるタンパク質でした。




Apelin Receptor (アペリン受容体)です。

www.therapy-for-cancer.com


アペリン受容体は
生体内のあらゆる臓器で発現しています。

受容体なので
ナニカがくっついて
働きをしていると思われるのですが、
いまだに
ナニガアペリン受容体とくっつくのかは
わかっていません。



チェックポイント阻害剤や
免疫療法が効く人と
効かない人の
違いがこの疑問により
明らかにされる可能性があります。



さらに
この疑問が解かれた時には
チェックポイント阻害剤の
効く患者を見分ける
バイオマーカーを開発することができます。

つまり
アペリン受容体は
がん治療法の進展に大きく貢献できる
「疑問」であると同時に
「希望」です。


f:id:babykazu:20170904190402j:plain