小林麻央さんの 乳がん 治療 から学ぶ。

ガラクトース と ガン細胞 の関係に着目して 光免疫療法 に応用した最新研究

ガラクトースとは編集

グルコースと結合
単糖の一種で、
グルコースとともに
二糖類のラクトース(乳糖)を構成する。

ガラクトースへの分解は
酵素ラクターゼ
(ヒトではラクトースβ-グルコシダーゼ)によって
加水分解される。

ラクターゼ酵素を欠く人は
乳糖が分解しづらく、
乳中の糖類を栄養とすることができない。

牛乳を飲むと
お腹がゴロゴロする。
という人は
ラクターゼの活性化低い場合がおおい。

タンパク質との結合

ガラクトースは
アルブミンのカルボキシル基に結合し、
ガラクトシルアルブミンとなる。

ガラクトシルにより修飾を受けた
アルブミンは
卵巣癌を含む
多くの癌の細胞表面上で
過剰発現していることがしられている。

近年、
進んでいるがん治療の一つ
「光免疫療法」では
このガラクトシルアルブミンを利用した
さらなる改良が進んでいる。

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光免疫療法を様々なガンへ応用するためには
ポイントは「抗体」です。


ガラクトシルアルブミンは
糖たんぱく質です。
さらに

特異的な受容体に結合します。

β-D-ガラクトース受容体です。


ガン細胞と光吸収剤の
架け橋なるものは
「抗体」が一般的ですが、
今回の研究のように
受容体とリガンドと呼ばれる組み合わせでも可能です。

いずれにしても
多くの種類のガン細胞に
光免疫療法が応用できれば
将来、ガンは
ステージによらず治療可能な病気となるはずです。