小林麻央さんの 乳がん 治療 から学ぶ。

ガン免疫療法の価格をなんとかしてくれー なぜ高いのか? 外国でもこんなに高価? 原因を探ってみた

チェックポイント阻害剤の一つ

オプシーボの効果は絶大ですが

価格もかなり絶大です。

言い換えれば

効果高いけど高価。

(これキタ!)っと思っているのは

本人だけ?

 

 


50キロの人で

一回当たり73万円かかります。

なぜこんなに高いのでしょうか?

 

理由は2つあります。
チェックポイント阻害剤(オプシーボ)が

日本で最初に承認されたために、

他の国を参考にできなかったからです。


もう一つは

対象となる患者さんが当時は

メラノーマの患者さんであり、

患者数が約4,000人程度しか国内にいないからです。

 

製薬会社としては開発した費用を

回収するために薬の価格を

非常に高く設定せざるを得なかったのです。


ちなみに

世界ではオプシーボの価格は

いくらなのでしょうか?

アメリカ約30万円。

イギリスだと約14万円となっています。

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薬の値段は

2年にいちど改定されます。


オプシーボの場合には

2018年度に改定される予定ですが、

あまりにも高いために、

厚生労働省と製薬会社(小野薬品)が

交渉を始めているそうです。


患者さんの立場からすれば、

効く薬があるのに、

使えないのはあまりにも不自然です。

まさに「医療格差」です。

 

免疫療法と従来の抗がん剤治療を併用して

少しでも

QOL(残りの人生の質や充実感)を

高めて、いけるように制度も

改良していってほしいです。

 

すい臓ガンの検査に犬や虫が使われる 5年生存率を高めるためにも早期発見のための技術が大切

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最も予後が悪いすい臓がん。

できるだけ早くみつけるために

莫大なお金をつぎこんでるのだが・・・。

技術も大切だけど、

 

自然(生き物)を利用すると

意外に有効かもしれません。

 

実際に

犬や虫をつかった

早期検出ができるかも。

 

 

鼻の奥の

嗅覚受容体の数は

犬が 

220、000、000個

 

一方、

ヒトは   

5、000、000個です。

 

数百倍の違いがあります。

 

実際に

犬の嗅覚の特徴を生かして

麻薬犬が活躍しています。

 

また

犯罪現場などでは

警察犬が活躍しています。

 

人間にはもちろんわからないけど、

犬には

ガンの患者さん

特有のにおいがするらしいのです。

(特に肺がん)

ガン犬(名前は勝手に私がつけました。いまいち。)

にはわかるのです。

検出感度97%

 

カリフォルニア大学では

アルフィー(Alfie)と

チャーリー(Charlie)が

ガン早期発犬(発見)

として修行中です。

 

ただ、

問題は集中力。

 

何十人もクンクンと

しない(嫌がる)そうです。

 

そりゃ、わかるわ。

匂いばっかり嗅いでいると

飽きてくるよ。

 

そこで

今度は

虫です。

 

大きさ1mmほどの線虫は

健常人(control)からの

尿(Urine)は嫌がります。

 

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一方、

がん患者さん

胃がん、大腸がん、すい臓がん)

の尿には寄っていきます。

感度95.8%。

 

しかも

検査には

一滴の尿を使うだけ。

 

驚いたことに

現在使われている

血液中の腫瘍マーカー検査では

検出できなかった

早期のガンも

線虫は感じ取るのです。

 

線虫の嗅覚受容体の数は

犬よりも多い。

 

ただ、問題は

ガンの種類がわからない。

 

おしっこだから

全身のどこかに

がんがあれば

反応するらしいです。

 

発見元の九州大学では

「n-nose」として

今後、

より部位特異的な

ガン検出の方法(線虫を使って)を

試していくそうです。

 

最後はヒトです。

2013年2月に

すい臓の早期検出の

画期的な映像が出ました。

興味ある方は

こちらTEDの映像をどうぞ。

 

 

 

当時、

高校生だったジャック・アンドレイカは

いまだと

大学生のはず。

その後どうなったんでしょう。

 

まとめとして

すい臓がんは

発見されたらすでに

手遅れのことも多いです。

私の知人も

腰痛がここ数カ月

ひどくて・・・

といっていたら

すい臓の末期でした。

 

犬でも

虫でもいいから

はやく検出できれば

助かる人が大勢います。

ガン免疫療法の進歩もすごいので

検出技術も

進み始めると早い。はず。

 

骨に転移した小林麻央の乳がんにもためしてみる価値はあり 免疫療法の利点と欠点とは

私の父親

胃がんでなくなりました。

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72歳でした。

 

64歳の時に胃がん

胃の2/3を切除しました。

術後は、

TS1という抗がん剤を使い

腫瘍マーカーも低い値で

落ち着いていました。

 

しかし、

徐々に

腫瘍マーカーが高くなり始め

 

最後は

タキソール系の抗がん剤

使っていたのですが、

副作用が強くて

(吐き気)

本人の意思で

抗がん剤治療を中止しました。

 

 

そのあと

温熱療法と

免疫療法を始めました。

 

効果があったのか

なかったのかは今でもよく分かりません。

これが

約6年間状況でした。

(現在 2016年9月22日)

 

 

この状況が一変したのは

2015年ごろからです。

ほんと

ここ最近です。

 

これまでの免疫療法は

樹状細胞にせよ

リンパ球にせよ、

効果があるのは

ほんの一握りの人だけでした。

 

しかし、

チェックポイント阻害剤は違います。

複数の

抗体薬を使うことで

約70%の人に

効果が認められています。

(腫瘍の縮小

もしく増殖停止)

 

これに

軽い抗がん剤を併用して用いる

療法もいろいろ検討されています。

 

 

ガンの末期になると

全身にガンが転移し、

抗がん剤放射線

手術のいずれも使えなくなります。

 

とくに

これらの3つの治療方法は

いずれも

身体の自己治癒力や

体力を奪ってしまいます。

 

一方、

チェックポイント阻害剤を

用いた

免疫療法は

体力温存できるばかりでなく

副作用も最小限です。

 

ただ、

価格が固いことが

一番のネックとなります。

 

この点を除けば

まずは

チェックポイント阻害剤を用いた

免疫療法を

お勧めします。

 

 

チェックポイント阻害剤の実情について

もう少し知りたい方はこちら

 

チェックポイント阻害剤の

最近の動向を知りたい方はこちら